うんち
- ゆか
- Feb 26, 2024
- 2 min read
Updated: Mar 1, 2024
はじめて韓国に行ってきた。
激辛麺にハマっていた時、韓国のインスタントヌードルを豪快に食べるモッパン動画をよく見ていた。
ジャンキーで大ざっぱなのに、カラフルでポップな『雑かわいい』韓国式のホームパーティに憧れを抱いていた。
2泊3日、定番の韓国グルメは大体食べつくした。
キンパ、トッポギ、韓国おでん、サンナッチ、ホットグ、ハットグ、チヂミ、ユッケジャン、カンジャンケジャン
チャミスルは毎日飲んだし、マッコリも飲んだ。
最終的には体内がギットギトになり、一切のあぶらを受け付けなくなった。
でも楽しかった。おいしかった。
次はもっと楽しめる気がする。
ネオンで輝く街並
屋台からモクモクと立ち上る煙
そんな魅力的な異世界のなかで、ゆかが一番心惹かれてしまったのは、プリクラ機の前で貸し出されていたうんちの被り物だった。
大きさ・形、ともに完璧。最高のフィット感だった。
あまりに気に入ってしまったため、盗んで持って帰ろうかと思ったがやめた。
なぜだ。
なぜゆかは、こんなにもうんちが好きなのだ。
しかも、外国という非日常な空間の中で、なぜ毎日欠かさず出会うそいつに惹かれてしまうのか。
ゆかだけじゃないはずだ。
うんこドリルやうんこミュージアム
人びとは皆うんちに惹かれている。
(ゆかはうん"こ"ではなくうん"ち"の方を好む。)
うんちをすること、つまりデトックスで人々は快感を得る。
無駄なものを排除し、すっきり美しい状態を回復させる。
そう考えると、健全な消化・吸収の循環において、ごみとして排除されてしまううんちは弱者だ。
弱者がゆえの儚さが人びとを惹きつているのかもしれない。
だってうんちはかわいい。
かわいいとはつまり、儚いということだ。
だけどゆかは、うんちにかっこよさを見出したい。
だからゆかは、今日もうんちを鼓舞する。(?)
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